Automationをリリース - データの取り込みから分析・レポート配信までを自動で


Automationをリリースしました。Squadbase DBへのデータの取り込みから、分析・レポート作成・通知まで、プロジェクトで定期的に発生するデータの仕事をスケジュールで自動実行する機能です。
Automationは、エージェント機能の後継です。AIデータアナリストによる分析とレポーティングを、定期スケジュールやAPIで動かすことは、これまでどおりできます。新しく加わったのは、分析の手前の仕事です。外部API、データウェアハウス、公開データセットなどからデータを取得・変換し、Squadbase DBに格納するETLパイプラインを構築できるようになりました。
チャットで頼むだけで作れる
Automationは、エディターのチャットで作ります。何を見るか、何をしてほしいか、いつ動かすか、どこへ送るかを普段の言葉で伝えると、AIがAutomationを組み立て、試しに1回動かして確認します。
「毎週月曜の朝9時に、先週のキャンペーン別CPA・CVRを前週と比べて、気になる点と改善案をマーケティングチームにメールで送って」
通知がある場合は、チャットに送信先を選ぶカードが表示され、プロジェクトメンバーへのメールかSlackのチャンネルを選べます。あとから変えたいときは、Automationの画面で「チャットで編集」を押し、「送る条件を10%に変えて」「実行を8時にして」のように伝えます。スケジュールを止めてもAutomationは残り、「今すぐ実行」からいつでも手動で動かせます。
Squadbase DBを最新に保つ
パイプラインは、データソースから定期的にデータを取得してSquadbase DBに取り込みます。ダッシュボードは毎回データソースに問い合わせず、取り込み済みのデータから表示するので速く開きます。CRM・決済・広告のように別々のサービスにあるデータも、同じ場所に集めて組み合わせて分析できます。取り込みは決まった時刻に1回だけ行うため、データソースへの負荷も抑えられます。
取り込み方は、依頼の中で指定できます。
| 取り込み方 | 向いているデータ | 依頼の例 |
|---|---|---|
| 差分だけ取り込む | 日々増えていくデータ(注文・アクセス・広告実績など) | 「日付ごとに取り込んで、毎日前日の分を追加して」 |
| 最新の値に更新する | 値が変わるデータ(顧客・商談・商品マスタなど) | 「顧客IDごとに最新の状態に更新して」 |
| 履歴として追記する | 推移を残したいデータ(在庫数・ステータスなど) | 「毎日の値を追記して、推移を残して」 |
差分だけを取り込む場合は、一度取り込んだ日付が記録され、次の実行では新しい日付の分だけを取得します。実行時間が短くなり、クレジットの消費も抑えられます。
取り込みから通知までを、1つの流れで
Automationは、いくつかのステップを上から順に実行します。ステップには4つの種類があります。
- パイプライン: データソースからデータを取得して、Squadbase DBに取り込む
- クエリ: ビジネスロジックに定義したクエリで、分析に使うデータを取り出す
- エージェント: AIエージェントがデータを調べて分析し、レポート・ダッシュボード・資料を作る
- 通知: 結果をSlack・メールで届ける。送るかどうか、だれに何を送るかは、指示に沿ってAIが決める
ステップを自分で選ぶ必要はありません。依頼の内容に合わせてAIが決めます。「データを取り込むだけ」ならパイプラインだけ、「分析してレポートを送る」ならエージェントと通知、「取り込んでから分析して送る」なら3つを続けて実行します。分析は取り込みが終わってから始まるので、レポートは常に最新のデータをもとに作られます。「失敗したときだけ知らせる」「担当者ごとに内容を変えて送る」といった動きも、依頼に書けば組み込まれます。
パイプラインが失敗したとき
パイプラインの実行と結果の確認は、AIデータアナリストが担当します。実行が失敗した場合も、Squadbase上で原因の調査から修正までを完結させられます。
実行ごとに、ステップごとの結果と消費したクレジットが記録されます。Automationの実行には、チームで共有しているチャットと同じAIクレジットを使い、専用の料金はかかりません。パイプラインは実行時間10分ごとに1クレジット、AIが動くステップはチャットと同じくAIの利用量とモデルに応じて消費します。
活用シーン
営業:商談データを毎朝最新に
「毎日深夜にSalesforceの商談データを取り込んで、ダッシュボードを最新にして」。朝に開いたダッシュボードが、前日までの商談をもとに表示されます。
マーケティング:広告予算の消化ペースを始業前に確認
「毎日深夜に広告の実績を取り込んで、翌朝、予算の消化ペースが計画から外れているキャンペーンを担当者ごとに知らせて」。取り込み・分析・通知を、1つのAutomationで続けて実行します。
在庫管理:上書きされる数字の推移を残す
「毎朝、在庫数を取り込んで、日ごとの推移を残して」。データソース側では上書きされてしまう在庫数が、日ごとの記録として蓄積されていきます。
カスタマーサクセス:対応が必要な顧客を見つける
「毎朝、アップセルの機会や解約の兆候がある顧客を見つけて、取るべきアクションを添えて担当者に送って」。顧客の一覧だけでなく、次に取るべきアクションまでが届きます。
エージェント機能からの移行
エージェント機能は提供を終了し、作成済みのエージェントはスケジュールどおりには動かなくなりました。プロジェクトのエージェントのタブを開き、「Automationへ移行」を押すと、AIがエージェントを1件ずつAutomationに作り変えます。名前・スケジュール・通知先はそのまま引き継がれ、元のエージェントと過去の実行履歴も残ります。
移行すると、いくつか変わる点があります。メールの送信先はプロジェクトメンバーに限られ、APIから実行するときのエンドポイントも変わります。Zapierやn8n、社内ツールからエージェントを呼び出していた場合は、Automationのエンドポイントに切り替えてください。詳しくは移行の手順をご確認ください。
1つの依頼から始めよう
毎朝、毎週月曜と、誰かが繰り返しているデータの仕事があれば、チャットで1つ頼むだけでAutomationに任せられます。使い方はドキュメントをご確認ください。