継続的改善のためのコラボレーション機能

理想的な社内アプリの運用フローとは?
コーディングエージェントの発展によって、業務に完璧にフィットした社内アプリを量産できる未来がすぐそこまで来ています。しかし、社内アプリの要はそれを実際に運用し、改善するところにあります。私たちは、AIエージェントによる社内アプリの完全な生成が数ヶ月以内に可能になる前提で、運用フェーズに必要になるコラボレーション機能を備えています。
私たちが思い描く理想的な社内アプリの開発・運用フローは次のようなものです。
- コーディングエージェントの力を借りて社内アプリを構築する
- Git連携による自動のデプロイメントフローを構築する
- ランタイムログ・アクセスログを収集し、ユーザー情報と紐づける
- ログデータの分析により改善のためのインサイトを提供する
- ユーザーがアプリに対するフィードバックを残せるようにし、開発者に共有する
さらに、これらのデータを元にAIが自律的にアプリの改善を行う、というのが理想シナリオですが、これは少し先の未来の話かもしれません。
さて、このワークフローをサポートするSquadbaseの機能をチェックしていきましょう!
ユーザー認証とロール管理
Squadbaseでは組み込みのユーザー認証とロール管理により、アプリケーションを保護しています。認証されたユーザー情報はその他の機能に引き継がれ、コラボレーション機能を実現します。
ユーザーのロールには、チームロールとプロジェクトロールの2種類があります。
チームロール
チームロールは、Squadbaseへのアプリのデプロイやチームメンバーの管理を制限するためのロールです。チームロールはダッシュボードの設定ページから管理することができます。ロールの種別と権限は以下の通りです。
- Admin: 全てのプロジェクトの設定とチームメンバーの操作ができる
- Developer: 新規プロジェクト作成・チームメンバーの招待・プロジェクトの設定変更ができる
- Contributer: 招待されたプロジェクトにデプロイができる
- Viewer: 招待されたプロジェクトの閲覧ができる
プロジェクトロール
プロジェクトロールは、デプロイされたアプリごとに各メンバーに設定可能なロールで、自由な文字列を指定できます。主にコード中から利用し、データアクセスのコントロールや機能制限に利用していただけます。プロジェクトロールは、ダッシュボードのプロジェクトページ内の設定タブから管理することができます。
ログ収集とモニタリング
デプロイされたアプリの実行時ログやアクセスログは、アプリの運用や改善のために重要な情報源です。とはいえ、ログ収集基盤の構築は大変な仕事です。それをチームメンバーが閲覧・運用できる環境を構築することはさらに大きな労力がかかります。
Squadbaseでは、デプロイされたアプリケーションの実行時ログとアクセスログを自動的に収集し、ダッシュボードから閲覧と検索が可能です。これにより、アプリ運用時のトラブルシュートや改善のためのインサイトの発掘を実現します。
ユーザーアナリティクス
社内アプリ運用において、「誰がどのくらい使ってくれているのか」を把握することは組織改善の観点から非常に重要なファクターです。
Squadbaseでは組み込みのユーザー認証機能とログ収集機能を組み合わせて、ユーザーのアクティビティを分析し可視化する分析機能を提供しています。
フィードバック収集
Squadbaseでは、デプロイされたアプリケーションに自動でフィードバック用のコメントボックスを追加することができます。チームメンバーはこのコメントボックスから、アプリのフィードバックを送信することができます。
収集したフィードバックはダッシュボード上からまとめて確認することができ、開発者はこれらのフィードバックをもとにアプリの改善を行うことができます。
まとめ
私たちは、社内アプリの開発・運用においてもモダンなWebアプリプラットフォームと同様な開発者支援機能を備え、ベストな開発者体験が実現されるべきと信じています。
今後も、開発サイクルに貢献する機能を開発・提供してまいります!