May 27
複数環境の作成・デプロイの自動化

柴田 直人
Co-founder, CEO
Squadbase は、この度、インターナルアプリの開発と運用をより安全かつ効率的に行うため、「複数環境の作成・自動デプロイ機能」をリリースしました。
📚 ドキュメント – 設定方法や機能について詳しく見る
複数環境機能の意義
インターナルアプリの開発において、開発チームが本番環境に影響を与えず迅速に機能検証を行うためには、複数の環境を利用することが欠かせません。今回のアップデートでは、この複数環境を標準機能として提供し、環境ごとのデプロイを簡単に管理できるようにしました。
この機能により、以下の体験を提供します。
- 本番環境への障害リスクを軽減
- 開発・検証環境の独立性を確保
- 開発者間およびエンドユーザーを含めた迅速なフィードバックループを実現
機能の詳細
本リリースに伴い、以下の環境が標準で提供されます。
- Production 環境: 本番運用に特化した環境
- Preview 環境: GitHubのブランチに紐付かない場合の動作確認用環境
さらに、自由に追加環境を作成できます。
主な機能は以下のとおりです。
- 環境ごとにGitHub上のブランチとの紐付けを完全一致または部分一致で設定可能
- 全環境においてログモニタリング機能をサポート
- ユーザー分析機能は、情報保護の観点からProduction環境のみで有効
- Preview環境では、紐付けのない全てのブランチを自動追跡し、即座に利用可能
ブランチ・コミット単位での共有リンク生成
新たなデプロイごとに、すべての環境、ブランチ、コミット単位で専用の共有リンクが自動生成されます。これにより、開発者は自身の変更内容を独立した環境でリアルタイムに確認できるようになり、迅速かつ確実なレビュー・検証プロセスが可能になります。
活用方法の一例
Squadbaseの新機能を活用した開発ワークフローの一例をご紹介します。
- 開発者がGitHubで新しいブランチを作成・変更をpush
- Preview環境へ自動デプロイされ、専用URLが生成される
- チーム内でURLを共有し、一部のエンドユーザーも含めた実機確認とフィードバックを実施
- 問題がなければStaging環境で最終統合テストを行い、本番環境へ反映
まとめ
Squadbaseは、StreamlitやNext.jsをはじめとするフレームワークで構築したインターナルツールを、プロトタイプ段階から本番運用までスムーズに移行できます。組織の成長を支えるためのスケーラビリティ、安定した運用環境、継続的な改善を提供します。
インターナルツールをSquadbaseへデプロイするのにかかる時間は数分程度です。ぜひ、この機会にお試しください!