WixStoreの純正機能では足りなかった - Squadbaseで実現した、スポーツクラブのグッズ販売DX

概要
株式会社PLAYNEWは、渋谷からJリーグを目指すサッカークラブSHIBUYA CITY FC を運営しています。
ECサイトにはWixStoreを採用していましたが、純正のダッシュボードでは自社独自の業務フローや分析ニーズに対応しきれず、スプレッドシートによる手作業が常態化していました。そこでSquadbaseを活用し、受注管理から分析レポートまでを一元化。業務効率化と販売戦略の高度化を同時に実現しました。
グッズ担当として現場を担ってきた福冨 真斗さん(以下福冨さん)に、導入の背景から現在の使い方、そして今後の構想まで詳しくお話を伺いました。
WixStoreを選んだ背景
まずWixStoreを導入した経緯を教えてください
福冨さん
以前は、ECサイトとホームページで別々のサービスを使っていました。それを「一つのサービスでまとめてできないか」と模索した結果、WixならホームページもECも一つのプラットフォームで完結できることが分かり、導入を決めました。
スタッフ側で自由に触れることも重視していたので、使いやすさという点でもWixはフィットしていました。
導入当初から売り上げの分析はしていましたか?
福冨さん
正直なところ、当初はほとんどできていませんでした。Wixの管理画面でも数字は見られるんですが、おざなりになってしまっていて。
クラブ自体がどんどん規模拡大していく中で、「どの年齢層にユニフォームが売れているのか」「複数回、商品を購入している人がどのくらいのスパンで購入しているのか」といった分析へのニーズが高まってきたのは、ここ2〜3年のことですね。
スプレッドシート運用の限界
受注からお届けまでのフローを教えてください
福冨さん
注文がWix上で入ったら、それをスプレッドシートに転記して、さらに発送用に整理し直して別のスプレッドシートに転記するという作業を繰り返していました。3〜4ステップくらい、本当に効率が悪いなと思える工程が連続していて。
さらにユニフォームの場合は、プリント(圧着)を業者に依頼する必要があるので、通常グッズとは別ルートの管理が必要になります。受注して、業者に発送して、戻ってきてから購入者に発送するという独自フローの管理がWixの中では完結できないんです。
スプレッドシートで管理することへの課題感はどこにありましたか?
福冨さん
発送済みかどうか、住所はどこか、といった情報を誰でも分かるように整理するためにスプレッドシートを使っていたんですが、属人的になってしまうのが悩みでした。
Slackと連動して注文通知は受け取れるようにしていたものの、Slackも見て、スプレッドシートも見て、Wixも見て……と確認先がバラバラで、スタッフへの引き継ぎのたびに苦労していました。
Squadbaseで変わった業務フロー
Squadbaseで作ったものを教えてください
福冨さん
大きく2つあります。一つは「受注管理・発送オペレーション画面」、もう一つは「販売分析レポート」です。
受注管理の画面では、その日発送すべき注文が一覧で表示されて、チェックボックスを順番に入れていかないと発送完了にならない仕組みになっています。商品によって工程が違って、ユニフォームなら「印刷依頼→業者発送→クラブ納品→購入者発送」、通常グッズなら「発送済み確認」だけという条件分岐もAIが自動で作ってくれました。また、チャットで「進捗を分かりやすくするためのものを出してください」と入力したら、進捗バーが実装されてきたときは「この指示だけで、こんなものが作れるの?」と正直驚きました。

一番大きく変わったと感じるのはどこですか?
福冨さん
スプレッドシートへの転記がなくなったこと、そして発送に携われるスタッフが増えたことです。
以前は「この人でないとフローを理解できない」という属人化が生じていたのですが、今は進捗バーで見れば誰でも状況が把握できます。管理する側からしても「これ、まだ終わってないじゃん」と一目でわかるので、確認コストが激減しました。
分析レポートの方はいかがですか?
福冨さん
WixStoreでも売上数量や金額は見られるんですが、「次にどんな商品を仕入れたらいいか」という提案まではできません。Squadbaseで作ったセールスレポートでは、月次で何が売れているかをひと画面で確認できて、さらにAIが「来月はこのサイズが売れそう」といったサジェストまでしてくれます。これはWixだけでは絶対に実現できなかった機能です。

チームへの浸透と今後の使い方
他のスタッフの方も使えていますか?
福冨さん
はい、チャットで指示を入力するだけで動かせるので、問題なく使えています。以前は複数のスプレッドシートを行き来しながら独自のフローを覚える必要があったので、引き継ぎのたびに「あの人に聞かないと分からない」という状態が生まれていました。今はチャットの履歴を見れば「こう指示すればいい」というのが分かりますし、画面上で何をすべきかも一目瞭然なので、引き継ぎのハードルがかなり下がりました。属人色がなくなってきた感じがします。
Squadbaseを使って今後やってみたいことはありますか?
福冨さん
いくつかあります。まず、ホームゲームに来場した方と、グッズを実際に購入している方のデータを照らし合わせて、「来場したけどまだグッズを買っていない方」にメールを送るというCRM的な使い方ができたら面白いと思っています。
あとは、配送伝票のフォーマット自動生成も試してみたいですね。今は商品のサイズによってエコ配とヤマトを使い分けているんですが、注文データを渡せば最適な配送方法で伝票フォーマットを自動で出してくれる仕組みが作れたら、かなり楽になります。
こうした改善も、スタッフが「使いづらい」「こんなものがあったら便利」と感じたらチャットに要望を入力してどんどん更新していける。そういうサイクルが自然に回るようになっているのが、Squadbaseの一番の強みだと思います。スプレッドシートをあちこち見に行かなくて済む、それだけでも十分すぎるくらい助かっています。


