API Key認証・FastAPIの公式サポート

Squadbaseでは、この度、アプリのスケーラビリティと開発の柔軟性の向上のために「API Key認証によるアプリへのアクセス」をサポートしました。
これに伴い、サーバーサイドアプリケーションのデプロイ・利用も可能になりましたのでFastAPIを squadbase.yml
で公式にサポートいたしました。
API Key認証によるアプリへのアクセスの意義
これまでのSquadbaseは、StreamlitやNext.jsのようなフルスタックフレームワークを安全に認証し、セキュアなアプリ公開をサポートしてきました。しかし、FastAPIのようなサーバーサイドフレームワークでアプリケーションを実装する場合、共通のバックエンド処理を複数のアプリで共有するには、別途AWSやGoogle Cloudへのデプロイが必要でした。これは、Squadbaseが提供するデプロイ体験のメリットを十分に享受できないという課題につながっていました。
今回のAPI Key認証の導入により、この課題が解決されます。サーバーサイドアプリケーションに共通処理を切り出すことが可能になり、チームでのより大規模なアプリ運用が容易になります。これにより、アプリケーション開発の幅が広がり、より複雑なシステムをSquadbase上で構築できるようになります。
API Keyの作成方法・アクセス
API KeyはSquadbaseのダッシュボードから簡単に作成することができます。API Keyは作成の際に使用できるチームやプロジェクトを詳細に設定できます。API Keyは個人のアカウントに対して複数発行することができるので、プロジェクト別に管理をすることで安全なアプリ間連携が実現されます。
また、Ollmaを使用してSquadbaseにデプロイしたLLMを使用する際にもこのAPI Keyを使用します。
FastAPIのデプロイ
FastAPIの公式サポートにより、squadbase.yml
でのフレームワーク指定が可能になりました。これにより、よりスムーズにFastAPIアプリケーションをSquadbaseにデプロイし、API Key認証を適用できるようになります。
もちろん、Dockerfileを使用したデプロイであれば、FastAPI以外のサーバーサイドフレームワークもデプロイし、API Keyでのアクセスを可能にできます。
FastAPIのデプロイに関する詳細は、以下のガイドをご覧ください。
# squadbase.yml
version: '1'
build:
framework: fastapi
runtime: python3.11
package_manager: uv
entrypoint: main:app
もちろん、Dockerfileを使用したデプロイでは他のサーバーサイドのフレームワークのデプロイ・API Keyでのアクセスも可能です。
まとめ
今回のAPI Key認証のサポートとFastAPIの公式対応は、Squadbaseをさらに強力な開発・デプロイプラットフォームへと進化させます。サーバーサイドアプリケーションの共通処理化によるチーム開発の効率化、そしてスケーラビリティの向上は、お客様のプロジェクトに大きなメリットをもたらすでしょう。
ぜひ、この新しい機能をご活用いただき、Squadbaseでより柔軟でパワフルなアプリケーション開発を体験してください。